【発症後約5年】30代・男性・脊髄小脳変性症 ー安定して歩けるようにー
- 30代
- 男性
ご利用者様情報
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
- 疾患名
- 脊髄小脳変性症
- 発症からの期間
- 5年
- 症状
- 姿勢障害
筋緊張異常 - ご利用期間・回数
- 8回コース・2か月
- リハビリ目標
- 歩行安定性向上
リハビリの記録
RECORDご利用までの経緯
5年ほど前からふらつきが強くなり、病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断されました。
これまで本格的なリハビリは受けておらず、マッサージや整体などを利用されていました。
「ふらつきを軽減して、スムーズに歩きたい」とのご希望があり、歩行の安定性を高めることを目的に当施設をご利用されることとなりました。
体験時の状況
体幹が猫背になりやすく、身体を動かすための柔軟性も低下していました。また、四肢の筋肉には緊張の高さがみられました。
歩行では、足首を十分に上げることが難しく、踵から接地することができない状態でした。また、歩き始めると前方へ勢いがついてしまう「突進歩行」もみられました。
立位では後方へバランスを崩しやすく、椅子に座る際にも勢いよく腰を下ろす様子がみられました。
リハビリ内容
まずは、身体を動かしやすくするために、体幹の柔軟性を高める運動から始めました。
初めは呼吸が浅く、胸まわりの動きも少なかったため、深呼吸や寝返りなどの運動を取り入れ、胸郭や体幹を大きく動かす練習を行いました。
その後、足首を上に動かす可動域に制限がみられたため、足関節の動きを広げる運動と、足元を安定させるための筋肉を働かせる練習を行いました。
体幹や足部の動きが改善してきた段階では、立った姿勢で頭を動かすことと、目を動かすことをそれぞれコントロールする練習にも取り組みました。
これらの練習を通して、姿勢を保ちながら周囲を見ることや、方向を変える際にも身体のバランスを保つことを目指しました。
リハビリの結果
RESULTまた、方向転換を行う際に後方へバランスを崩すことが減り、立位や歩行時の安定性にも変化がみられました。
歩き始めや動き出しの際に下を向いてしまうことも少なくなり、前方へ勢いがついてしまう「突進歩行」も軽減しました。










特に、姿勢や足元の安定性が向上することで、歩行や方向転換の際に身体をコントロールしやすくなり、ふらつきにも変化がみられました。
8回という限られた期間の中でも、ご本人が身体の動かし方を意識しながら練習に取り組まれたことで、歩行時の安定性や動き出しに変化がみられています。
今後も、現在できている動きを維持しながら、より安全に、そしてご本人が安心して歩けるよう、身体の使い方を一緒に確認していくことが大切だと考えています。
竹内 良平