改善事例

CASE

BRANCH
名古屋

【発症後7カ月】70代・脳梗塞・左片麻痺の改善事例

歩行

70代
女性

ご利用者様情報

年代
70代
性別
女性
疾患名
脳梗塞
発症からの期間
7ヵ月
症状
左片麻痺
ご利用期間・回数
2ヵ月・14回
リハビリ目標
歩く時の怖さをなくしてデイで歩く

リハビリの記録

RECORD

ご利用までの経緯

急性期病院で治療後、回復期病院で約3か月リハビリを実施。その後、通所リハビリと訪問リハビリを利用されていました。デイに通うことは楽しみだが、怖さがあり上手く歩けないことに困ってみえました。自宅では車いすを併用し、短かい距離のみ歩行されていました。歩行の改善目標で当施設来店。

体験時の状況

立っていることや歩行に恐怖心が強く、常に足元を見ながらゆっくり歩かれていました。デイでは特に怖さが強くなり歩行ができない状態でした。デイや自宅での歩行改善と、友人との集まりにも参加することを目標に「脳神経リハビリセンター名古屋」の利用開始しました。

リハビリ内容

恐怖心を無くすため、まずは座った状態で体幹の練習・姿勢の修正を行いました。その後、立った状態で体幹を起こしての左右への荷重練習を、本人の感覚(恐怖心など)を確認しながら実施しました。体幹の使い方の改善に伴って、麻痺側の足の振り出しも良好となりました。麻痺側で支持することに対する恐怖心も軽減したため、curaraを使用し歩行速度の改善に対しても介入しています。

リハビリの結果

RESULT
デイでの歩く際の恐怖感がなくなり、現在はデイで1日車いすを使わず過ごすこともできてきました。初期の倍近くの速さで歩けるようになり、視線も上げられるようになりました。の自宅でも積極的に歩行できるようになっています。
敷居を上がったり、段差を上がったりの動作も安全に行えるようになっています。

5m歩行|58歩 78.52秒 → 34歩 40.12s(▲38.40秒改善)

担当スタッフからのコメント

COMMENT
初期は重度の麻痺に加え、体幹機能の低下もあり荷重に対する恐怖心と、足を出す動作に困難さを認めました。特にデイなど自宅と違う場所や、他の方いる環境であると恐怖心が強くでていました。
麻痺は重度ですが感覚などは良好であり、ご本人の得意な部分を活かしながらリハビリを進めました。体幹と股関節に対し介入し、徐々に立位でのバランス能力向上を認めました。それに伴い、歩行姿勢・速度も改善を認めました。歩行の改善とリハビリの中での成功体験を通じて、自信がつき恐怖心も軽減してきました。恐怖心が減ったタイミングでcuraraでの歩行練習を開始し、現在は歩行速度を向上させ、活動範囲を広げることを目標にリハビリを継続しております。友人との集まりに出かけるなど、参加できることも増えてきています。
ご本人様も非常に意欲的であり、自宅やデイでも色んな動作にチャレンジして頂けており、毎回その報告を聞けることを嬉しく感じております。今後も一緒に新しいことにチャレンジし、できることを増やしていきましょう!
担当者の画像

大野 真之介