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【予防法あり!】あなたは大丈夫!?脳卒中の初期症状チェックリスト

こんにちは!愛知県名古屋市にある脳神経リハビリセンター名古屋で理学療法士をしている大野です。理学療法士のキャリアは7年になります。

「この症状って脳卒中…?」

なんて不安に思ったことはありますか?

そんな時、脳卒中の症状をまとめて確認できたらいいですよね。

今回は、脳卒中の種類や原因とその初期症状、そして、

脳卒中かどうか判断するために重要な「FASTチェック」について

詳しく解説していきます。

また、当センターでのリハビリ事例もご紹介しますので、ぜひご覧ください!

↓↓↓家庭できる脳卒中の前兆チェックはこちらをご覧ください。
これってまさか脳卒中の前触れ!?即時対応が大切な脳卒中の前兆

脳卒中とは?

脳卒中とは?

この章では、脳卒中の基本的な知識について解説します。

具体的には、脳卒中の種類とその特徴、さらには脳卒中の原因とリスクについて詳しく説明します。

脳卒中の種類とその特徴

脳卒中は、脳の血流が一時的に途絶えることで起こる病気です。

主に以下の2つのタイプが存在します。

脳梗塞
血管が詰まることで、脳組織への血流が止まり、細胞が死んでしまう状態です。

特徴:急に片側の手足が麻痺する、言葉が出にくくなるなどの症状が現れます。

脳出血
脳の中で血管が破れて血が漏れ出る状態です。

特徴:頭痛が強くなる、意識がもうろうとする、吐き気や嘔吐が起こるなどの症状が出ることがあります。

脳卒中の初期症状の疑いのある頭痛については、こちらの記事をご覧ください。

【○○な頭痛は要注意!?脳卒中を疑う頭痛と取るべき対策のすべて解説】

脳卒中の原因とリスク

脳卒中の主な原因は、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病です。

これらの病気は、脳の血管を狭くしたり、弱くしたりすることで、脳卒中のリスクを高めます。

以下は、脳卒中のリスクを高める要因の一部です。

高血圧

脳卒中の最も大きなリスク要因。血圧を適切に管理することが予防に繋がります。

喫煙

喫煙は血管を狭くし、血の流れを悪くします。禁煙することでリスクを低減できます。

過度なアルコール摂取

適量を超えるアルコールの摂取は、高血圧の原因となります。適量を守ることが大切です。

生活習慣病を予防するために、健康的な食生活や適度な運動、ストレスの管理など、

日常生活の中での注意点を心がけることで、脳卒中のリスクを低減することができます。

これらの情報をもとに、自身の生活習慣を見直し、脳卒中の予防に努めることが大切です。

脳卒中の要因となる危険因子について、こちらの記事に詳しく記載しています。

【脳卒中になる前に知っておこう!危険因子とその対策とは?】

脳卒中の初期症状

脳卒中の初期症状

この章では、脳卒中の初期症状に焦点を当て、その早期発見の重要性について詳しく解説します。

脳卒中の症状の早期発見の重要性

脳卒中は「脳の救急病」とも言われるほど、迅速な対応が求められる疾患です。

なぜなら、脳の神経細胞が一度死んでしまうと再生しないためです。

早期に症状を発見し、適切な治療を受けることが非常に重要です。

以下は、早期発見のメリットの一部です。

後遺症の軽減

早期治療により、麻痺や言語障害などの後遺症を軽減することができます。

生命の危険を低減

速やかな対応により、命を救うことが可能となります。

リハビリの期間の短縮

早期の治療は、リハビリテーションの期間も短縮させる効果があります。

しかし、早期発見が難しい背景も存在します。

その理由は、

・多くの人が軽微な症状を見逃してしまう

・症状が突然強くなることがある

そのため、日常生活での自己チェックや家族、友人との情報共有が大切です。

定期的な健康診断や、専門医との定期的な診察を受けることで、

早期発見の確率を高めることができます。

脳卒中の初期症状を知ること、そしてその早期発見の重要性を理解することは、

私たちの健康を守るための第一歩となります。

FASTチェック

FASTチェック

この章では、脳卒中の早期発見に役立つ「FASTチェック」について、

そして異常が見つかった場合の対応方法について詳しく解説します。

FASTとは?

「FAST」は、脳卒中の初期症状を迅速に判断するためのシンプルなチェック方法です。

この名前は、以下の4つの頭文字を取って名付けられました。

F (Face): 顔の歪み

特に笑顔を作ったとき、片側の口角が上がらないなどの変化を確認します。

A (Arm): 腕の力の弱さ

両腕を前に伸ばし、しばらくその状態を保つことができるかを確認します。

S (Speech): 話す能力の障害

簡単な言葉を繰り返して話すことができるか、また、話す内容に異常がないかを確認します。

T (Time): 時間との戦い

上記の症状が現れたら、すぐに救急車を呼ぶなどの迅速な対応が求められます。

「いつから症状があったか(Time)」をしっかり覚えておくことも大切です。
FASTチェック

異常が見つかった場合の対応

FASTチェックで1つでも異常が見つかった場合、以下の対応をすぐに行ってください。

①救急車を呼ぶ: すぐに119番に電話し、症状を伝えましょう。

②安静にする: 患者を安全な場所に座らせ、動かないようにしてください。

③詳しい症状を確認: 他にも異常がないか、症状が進行していないかを確認します。

④持病や服薬情報を整理: 救急隊が到着した際に、持病や服薬情報を伝えることで、適切な治療が受けられます。

異常が見つかった場合、迅速な対応が脳卒中の後遺症を軽減する鍵となります。

家族や友人ともFASTチェックの方法や、異常が見つかった場合の対応を共有しておくことが大切です。

脳卒中の症状は突然現れることが多いため、FASTチェックを日常的に意識し、周囲の人々とも共有することが大切です。

脳卒中の治療

脳卒中の治療

この章では、脳卒中の治療におけるt-PAの役割と、MRI・CTの重要性について詳しく解説します。

t-PA療法とは?

t-PA療法(血栓融解療法)は、脳卒中の治療薬として使用される成分です。

特に、血栓によって血管が詰まった「虚血性脳卒中」の患者さんに対して、

血栓を溶解し、血流を回復させる効果があります。

t-PAの効果

t-PAの最大の効果は、脳卒中の発症から早い段階で投与することで発揮されます。

具体的なポイントは以下の通りです。

効果の発現

血栓を迅速に溶解し、脳への血流を回復させる。

投与のタイミング

脳卒中の発症から4.5時間以内までしか行うことができない。

注意点

早期投与は効果的ですが、適切な診断のもとで行う必要があります。

脳出血の既往があるなど、適応にならない場合もあります。

MRI・CTの役割

MRI(磁気共鳴画像診断)やCT(コンピュータ断層撮影)は、

脳卒中の診断や治療の方針を決定する際の重要なツールとなります。

MRI

脳の詳細な構造や血流の状態を高解像度で捉えることができます。

CT

脳内の出血や血栓の位置を迅速に確認することができます。

これらの画像診断により、脳卒中の種類や病状の重さを正確に把握し、

最適な治療方法を選択することが可能となります。

脳卒中の治療は、症状の発現から時間が経過するほど効果が低下するため、迅速な対応が求められます。

t-PAやMRI・CTは、その迅速な治療をサポートする重要な要素となります。

脳卒中予防のための生活習慣

脳卒中予防のための生活習慣

この章では、脳卒中を予防するための生活習慣、特に水分摂取と睡眠の重要性について詳しく解説します。

適切な水分摂取の重要性

水分は私たちの体にとって欠かせない要素です。

特に、脳卒中の予防においても、適切な水分摂取は非常に重要です。

脳の機能維持

脳は約80%が水分で構成されており、水分が不足すると脳の機能が低下します。

血流の改善

十分な水分を摂取することで血液の粘度が下がり、血流がスムーズになります。

脱水症状の予防

脱水症状は、脳卒中のリスクを高める要因となります。

1日の水分摂取目安

大人の場合、1日に約1.5〜2リットルの水分を摂取することが推奨されています。

適切な水分摂取の重要性

日常生活において、定期的に水やお茶などの無糖の飲み物を摂取することを心がけましょう。

睡眠と脳卒中のリスク

良質な睡眠は、脳卒中の予防にも寄与します。

逆に、睡眠不足や不規則な生活は脳卒中のリスクを高める可能性があります。

リカバリー効果

睡眠中には、脳の細胞が修復され、疲労が回復します。

血圧の安定

良質な睡眠をとることで、血圧が安定し、脳卒中のリスクが低減します。

ストレスの軽減

十分な睡眠は、ストレスを軽減し、心身の健康を維持する助けとなります。

毎日、7〜8時間の睡眠を目指し、深夜の活動や夜更かしは避けるようにしましょう。

脳卒中は突然の発症が多いため、日常生活の中での予防が非常に重要です。

水分摂取や睡眠は、脳卒中の予防だけでなく、全体的な健康維持にも寄与するため、

日常の生活習慣として取り入れることをおすすめします。

もっと詳しく知りたい方は、こちらのリンクをご覧ください。

【脳卒中と生活習慣病の関わりとは?】

当社のリハビリ事例

当社のリハビリ事例
当センターでのリハビリの回復事例をご紹介します!
脳梗塞を発症し、発症後7ヵ月で当施設にみえた方をご紹介します。

もともと、急性期病院で2週間治療後、回復期病院で約3か月リハビリを実施されました。

初期より歩行は可能でしたが、不安定感も強く速度もゆっくりな状態でした。

リハビリ実施後、歩行速度の改善と箸操作の改善を認めました。

詳しくはこちらをご覧下さい。

【【発症後7ヵ月】60代女性・脳梗塞・右片麻痺の改善事例】

脳卒中の診断と専門医への相談

脳卒中の診断と専門医への相談

この章では、脳卒中の診断方法と、専門医への相談の重要性について詳しく解説します。

脳卒中の診断方法

脳卒中の疑いがある場合、迅速な診断が非常に重要です。以下は、脳卒中の主な診断方法です。

MRI(磁気共鳴画像診断)

脳の詳細な画像を取得し、脳卒中の種類や範囲を特定します。

CT(コンピュータ断層撮影)

脳の構造を高速で撮影し、出血や腫瘍などの異常を検出します。

脳波検査

脳の電気活動を測定し、脳の機能的な異常を確認します。

これらの検査は、症状の程度や状態に応じて選択されます。

専門医への相談の重要性

脳卒中の疑いがある場合、専門の知識と経験を持つ医師に相談することが極めて重要です。

早期対応の必要性

脳卒中は時間との戦いであり、早期に適切な治療を受けることで回復の可能性が高まります。

正確な診断

専門医は最新の知識と技術を持っており、正確な診断と治療方針を立てることができます。

治療の選択

脳卒中の種類や状態に応じて、最適な治療方法を選択します。

脳卒中の疑いがある場合、またはリスクが高いと感じる場合は、迷わず専門医に相談しましょう。

脳卒中は突然の発症が多いため、早期の診断と適切な治療が生命を救う鍵となります。

症状が現れた場合や、予防のためにも、定期的に専門医との相談を心がけることをおすすめします。

まとめ

まとめ

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

脳卒中は突然の発症が多く、早期の対応が非常に重要です。

この記事を通して、脳卒中の基本的な知識や診断方法、

そして専門医への相談の大切さを学んでいただけたら幸いです。

特に、脳卒中の疑いがある場合やリスクを感じる時は、

迷わず専門医に相談することが命を救う鍵となります。

日常生活の中で、適切な水分摂取や良質な睡眠を心がけることで、

脳卒中のリスクを低減することも可能です。

この記事が皆さんの健康の一助となり、安心して日々を過ごせる参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人
大野 真之介

大野 真之介

理学療法士 / 認定理学療法士(脳卒中)

2016年に理学療法士免許を取得。同年より愛知県内の大学病院で勤務し、回復期・急性期・外来のリハビリを経験。急性期ではSCU(脳卒中集中治療室)の専任理学療法士としても勤務。
これまで主に脳血管疾患・脊髄損傷・神経難病の方のリハビリに携わる。2020年に日本理学療法士協会の認定資格である認定理学療法士(脳卒中)を取得。2022年11月から脳神経リハビリセンター名古屋に勤務。
私は常に「一緒に進めるリハビリ」を心がけています。療法士がリハビリをするのではなく、お客様にも“動き方”や“変化”を知ってもらいながら、運動を通して目標達成を目指しています。目標に向けて一緒に挑戦していきましょう。全力でサポートします。