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【まとめ】脳卒中になったらどんなリハビリが必要?詳しく解説します
脳卒中後の回復においてリハビリはとても重要です。
でも、「なぜ」重要なのでしょうか?
なぜリハビリが大事なのか、その目的や効果などをしっかり理解していただけると、よりリハビリの効果大きくなると思います。
ぜひ最後までご覧ください。
脳卒中とリハビリについて
この章では、脳卒中後のリハビリの目的とその重要性についてご説明します。
リハビリは、患者の生活の質を向上させるために大切です。
リハビリテーションの目的
機能回復:障害を受けた身体機能の回復を目指す。
自立支援:日常生活での自立を促す。
予防 :関節拘縮などの二次的な合併症の予防。
リハビリテーションの重要性
早期介入:発症後早期の介入で回復が促進される。
個別化 :患者様一人ひとりに合わせたリハビリプランの作成。
継続的なケア:長期的な視点でのリハビリテーションの提供。
リハビリテーションの方法
理学療法:寝返る、起き上がる、座る、立つ、歩くといった基本的な日常生活動作(ADL)の改善を目指す。
作業療法:スプーンを持つ、服を着るといった、より具体的な日常生活動作(ADL)の改善を目指す。
言語療法:言語障害がある場合のコミュニケーション能力の改善。
また嚥下障害がある場合の咀嚼や飲み込みの改善、適切な食事形態の選択を行う。
脳卒中リハビリは、患者様のニーズに応じた多様なアプローチを取り入れ、機能回復と自立を目指します。
専門職による適切な評価と計画の立案が、効果的なリハビリに繋がります。
脳卒中急性期のリハビリ
この章では、脳卒中急性期におけるリハビリの重要性、具体的な方法、およびその効果についてご説明します。
急性期リハビリの重要性
この期間にリハビリを行うことで、ダメージを受けた脳の神経経路の再構築が期待できます。
具体的なリハビリ方法
リハビリの効果
認知機能の維持・改善:記憶や判断力の低下防止。
心理的援助 :脳卒中後、不安定になる心理面へ寄りそう。
急性期のリハビリは、患者様の生活の質を大きく向上させるために重要です。
さらに詳しく知りたい方はこちらのリンクをご確認ください。
→【【改善事例あり!】脳卒中のリハビリはいつから?急性期が大切な理由】←
リハビリと運動学
その具体的な位置づけについて解説します。
運動学は、人間の動きを根拠に基づき分析しており、リハビリを効果的に行うために重要です。
運動学の基本概念
・運動学は、筋肉の動き、関節の可動域、バランスの取り方などを網羅する学問分野。
・人間の動き全般に関する深い理解を追求する。
脳卒中患者における運動学の位置づけ
運動機能の回復:障害を受けた運動機能を改善させるために運動学の知識が必要。
日常生活動作の改善:運動学の知識に基づき、患者様の日常生活動作の質を高める。
運動学を取り入れるためのポイント
・個々の患者様の状態に合わせたプログラムの作成。
・継続的な評価とプログラムの調整。
運動学に基づきリハビリを行うことで、運動機能の回復や日常生活動作の向上を図ることができます。
さらに詳しく知りたい方はこちらのリンクをご確認ください。
→【【改善事例あり】脳卒中治療のリハビリにおける運動学との関係とは?】←
脳卒中後のリハビリプログラム
この章では、脳卒中後のリハビリプログラムの概要と、その具体的な内容についてご説明します。
リハビリのプログラムは、患者様の運動機能回復、言語障害や高次脳機能障害への改善、日常生活動作の向上を目的としています。
運動機能回復のためのリハビリ
筋力トレーニング
バランス訓練
歩行訓練
日常生活動作(ADL)向上のためのリハビリ
食事、着替え、トイレなどの基本的なセルフケアの練習。
患者様の趣味や興味に合わせた活動の練習、家事など自宅内での応用的なADL練習。
自宅でできるリハビリ
関節の可動域を広げるストレッチ、筋力を強化するトレーニング、バランスを改善するトレーニング。
グリップを使った握力強化、歩行補助具を用いた歩行練習。
専門施設での脳卒中リハビリプログラム
初期評価、個別プログラムの立案、リハビリ、定期的な評価と見直し。
ロボット支援歩行トレーニング、VRを用いたトレーニング、電気刺激療法。
患者様一人ひとりの回復と自立を目指し、最善のリハビリを提供します。
さらに詳しく知りたい方はこちらのリンクをご確認ください。
→【【成功事例あり】脳卒中のリハビリプログラムについて網羅的に解説!】←
脳卒中後の回復期に行うリハビリ
その期間に関する具体的な情報について説明します。
また、脳卒中後の職場復帰に関する統計についても触れます。
回復期の定義と重要性
回復期:急性期治療を受け症状が安定し始める時期。
後遺症の回復に最も効果的な期間といわれる。
脳血管疾患の回復期リハビリテーションの期間
最大期間:発症から150日、約5か月(高次脳機能障害の場合は180日)。
回復期のリハビリ:1日最大3時間のリハビリ。
厚生労働省の規定:1日最大9単位、つまり3時間(1単位=20分)までのリハビリが認められている。
脳卒中後の職場復帰
復職率:時間の経過と共に徐々に増加。
復職のタイミング:発症から3か月~6か月、または1年~1年6か月後。
脳卒中の回復期は、後遺症の回復にとって非常に重要です。
この期間に集中してリハビリを行い、社会や在宅への復帰を目指します。
また、発症から数か月後に職場復帰を果たした脳卒中患者様も多くいらっしゃいます。
リハビリが中止される要因
この章では、リハビリが中止される要因ついてご説明します。
リハビリは患者様の回復のために重要ですが、
リハビリテーションの中止を決定する状況
・患者様の健康状態が急激に悪化した場合。
・患者様やご家族の意向により中止を希望される場合。
目標達成と進捗の停滞
・一定期間、進捗が見られない場合。
・新たな医学的な問題が発生し、リハビリの継続が困難な場合。
・患者様のモチベーションの低下や継続的なリハビリの実施が難しい場合。
医学的側面からの安定性と患者様の意思決定
・バイタルサインや血液検査の結果に基づき判断する。
・患者様の日常生活動作の状態や変化を考慮する。
・患者様やご家族の希望や意向を尊重する。
リハビリの中止ガイドライン
・バイタルサインと血液データ。
・患者様の状態に応じた中止判断。
経済的影響とリハビリの休止
・経済的な問題によるリハビリ休止。
患者様とご家族の意向
・リハビリに対する考え方。
・ご家族のサポートの問題。
さらに詳しく知りたい方はこちらのリンクをご確認ください。
→【リハビリを中止するタイミングっていつ?判断基準やケア方法を解説!】←
まとめ
この記事を読んでいただき、ありがとうございます。
脳卒中後のリハビリの重要性とその内容について、ご説明しました。
当センターでも、脳卒中患者様がリハビリや治療を経て、社会復帰できるよう尽力いたします。
本記事でもお悩みを解決できない場合は、ぜひ弊社までご相談ください
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この記事を書いた人
細葉 隆
理学療法士
2006年に理学療法士免許を取得。
一般病院・訪問リハビリ・介護老人保健施設・通所リハビリと全てのステージで脳卒中を中心としたリハビリを経験。
2024年、公的保険で回復できなかったお客様の改善をしたいという想いから、脳神経リハビリセンター仙台に勤務。
私はこれまでに様々なお客様とそのご家族とリハビリを通して関わってきました。お客様の夢や目標に向かってチームとして、そしてセラピストとして携わってきました。私のモットーはお客様や家族の方と同じ方向を向き、寄り添いながら一緒に進んでいくことです。
脳神経リハビリセンターでは、充分な時間と最新の機材が整っており、リハビリを必要としている方の夢を叶える場所であると確信しています。
1回1回のリハビリを通じて、小さな変化や気付きに喜びを分かち合い、目標が達成に向けて一緒に頑張ってみませんか。
皆様との出会いを楽しみにしています。